ジルコニアインレーについて|目黒まついデンタルクリニック|目黒の歯医者|矯正歯科、審美歯科

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医療コラム

ジルコニアインレーについて|目黒まついデンタルクリニック|目黒の歯医者|矯正歯科、審美歯科

ジルコニアインレーについて

こんにちは。目黒まついデンタルクリニックです。いよいよ梅雨本番という感じで足元の悪い中、また雨の強い中ご来院くださるみなさまに感謝です。

今回はジルコニアインレーについてご説明できればと思います。

インレー修復について

ジルコニアインレー

まずインレー修復についてご説明します。インレーとは「部分的な詰め物」で歯と歯の間の虫歯に対してのアプローチでよく用いられます。歯と歯の間は汚れが溜まりやすく、虫歯の好発部位でもあります。歯ブラシだけで歯と歯の間のケアは不完全です。お口の中にはかなりの数の菌がいます。特に虫歯の菌は嫌気性菌に分類され、狭くて暗いところを好む傾向にあります。お口の中ではそれは歯と歯の間があたり、そこに汚れが溜まると菌が活躍してしまい、歯と歯の間の虫歯を作ってしまいます。

歯と歯の間の虫歯の厄介なところとしては、表面からは判断しづらいことと、進行してしまった場合神経と近いことが多いので、しみる症状や最悪のケースの場合、神経を取らないといけない可能性もあるということです。

歯と歯の間の虫歯を予防するためには、歯間ブラシやフロスがとても有用ですし、特に寝ているあいだに唾液が減少することにより菌が活躍しやすい環境を作ってしまうので、そこに対する予防はとても大切です。

いまは予防についてお話ししましたが、もし虫歯ができてしまった場合は、今回のようなインレーという治し方をします。具体的には2回かかる治療になりますが、1回目で虫歯を除去し、型どりをする。2回目でセットという流れになります。歯と歯の間の虫歯を除去するのでかたちは、歯と歯の間から立ち上がるようになり噛む面に乗るようなL字型になるので力学的にコンポジットレジンでは難しい虫歯のかたちにも対応できます。

インレーの種類について

インレーと呼ばれる修復方法にはさまざまな材料の種類があります。だいじなことは、おのおのの材料の特性をしっかりと知っておくことではないかと目黒まついデンタルクリニックでは考えております。とりあえず虫歯だったからこの治し方をしたという考え方ですと、その材料の特徴もわからないままでいつの間にか虫歯が再発しているなんてことも…受け身の治療にならないように現在使われている材料についてご説明していきます!

銀(金銀パラジウム合金)

保険診療で用いられる合金(金銀パラジウム)

歯と歯の間の虫歯で保険適応でよく使われているのが銀歯です。これは銀だけではなく金銀パラジウム合金という混ざり合わせの金属です。

組成としては、金:12%、パラジウム:20%、銀:約50%、銅:約10%の組成です

まず金銀パラジウム合金のメリットとしては例えば、金銀パラジウム合金自体は固いのでそのもの自体は割れたりすることはないこと、保険診療で用いられるため3割負担であるなどから比較的安価であることが挙げられます。

次に金銀パラジウム合金のデメリットをご説明します。

・熱の伝導性が高いため、しみる症状がセット後起こりやすいこと。

・反対側にもし金属が入っていた場合、異種金属がかみ合わせにより触れることで電流が発生し歯にダメージが生じる場合があります(ガルバニー電流)

・劣化またはたわみ言って噛み合わせにより金属が少し曲がっていくことにより歯と金銀パラジウム合金との間に隙間を作ること(隙間を作ることにより、虫歯の菌が入り、二次カリエスというもういちどむしばになってしまうリスクがあるということ)

・合金のため腐食しやすく唾液に溶けだすことで遅延型の金属アレルギーのリスクがあるということ

・審美的な側面で黒く見えたりするのでよくない

ドイツやスウェーデンなどの欧米諸国では、金銀パラジウム合金内の成分が金属アレルギーなど体への悪影響をおよぼす可能性があるとして歯科での使用を禁止しています。

ゴールドインレー(金歯)

過去はよく用いられていた金歯も1つの選択肢でもあります。過去に自費治療で金歯を選んだ方いらっしゃるかと思います。金歯の大きなメリットは「展延性」です。この展延性とは噛む力がかかることで金属自体が伸びてくれるので穴をしっかりふさいでくれる役割があります。金属と歯との間が一番虫歯のリスクが高いので、そこに嚙み合わせにより伸びてくれることで封鎖性があがり、虫歯のなりにくさのレベルを上げてくれます。

よく用いられるのが18Kの金ですが合金なのは変わらないので少なくとも金属アレルギーのリスクはあり、金なので保険外診療となり、金の価格高騰により費用が後に述べるジルコニアよりも高くなるということ、また金色なので審美的にはよくないということが挙げられます。

ジルコニアインレー

オールセラミックインレー

ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれるかたく透明感がある白い物質です。固い材料ですので成形するのが難しく、歯科での導入が難しかった材料ですが、技術の進歩・型取りの精密性・ジルコニアの成型技術の革新により天然の歯に近い硬さや透明感が出せるようになってきました。

大きなメリットとしては以下の点が挙げられます。

①強度が高く割れにくい

②経年劣化がしにくい、たわみが少なく変色も起こりにくい

③白色でご自身の歯の色に合わせて作成することができる

④金属は使っていないので金属アレルギーの可能性はない

⑤物性上汚れが残りにくく、2次的な虫歯になりづらい

デメリットとしては、保険外診療のため費用が銀歯やプラスチックにくらべかかることが挙げられます。

目黒まついデンタルクリニックでは、このジルコニアインレーを導入するとともに、口腔内スキャナーを用い、型どりで従来不快に感じていたねんどのようなものではなく小型カメラで動画を取ることで型どりを簡略化と精密さを実現しております。

口腔内スキャナー Medit i700

口腔内スキャナーを用いることでその場でデータとして保存送信でき、少ない時間での完成を実現しており、また模型を作る際の変形や収縮がないことで精密な現状の型どりを実現できております。

 

最後に

今回はインレーという部分的に用いられるつめものの種類をご説明しましたが、そこでさらに見ていただきたいのがこのイラストです。

歯のライフサイクル - 【公式】伝えたい歯医者のお役立ちブログ by東大阪のりょうき歯科

歯のライフサイクルと呼ばれるもので従来の歯科においての考え方がのっています。一度削ってしまった歯は戻ってこないですし、さらに悪化していくと例えば削る量が多くなってしまい、金属の範囲が増えてしまう、また自分の歯がどんどんなくなっていってしまいます。そのうち大きく削ることで歯の中の血流で栄養成分の循環の役割を担う神経が侵されてしまい、除去しないといけない、いままでつめもので済んでいたものが被せものになっていく、神経がなくなり、ゆくゆくは抜歯しないといけなくなるという悪循環をイラストにしたものが上記の図になります。

大事なのは一度詰めたから一度治療したから終わりにするのではなく、「維持」をしっかりと考えることです。今回の虫歯がどのような状態でどのような材料や方法で直したのか確実に理解していくこと、またそこからどのようにケアをしていくか患者様と歯科医院で二人三脚で進めていくことがこのサイクルに陥らないコツ、また悪化のスピードを抑えることができるのではないかと目黒まついデンタルクリニックでは考えております。

「ただ治すだけでなく、治した部分含め維持していく」

これを医療理念として掲げることでメンテナンスの大事さ、また現状把握の大切さが伝わることを願っておりますし、またその役割のお手伝いをできればと考えております!

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