根管治療|目黒の歯医者|目黒まついデンタルクリニック|矯正歯科、審美歯科

〒141-0021 東京都品川区上大崎2-27-3 目黒駅前山田ビル2F
Tel.03-5747-9736

英語対応可(Available in English)

ヘッダー画像

根管治療

根管治療|目黒の歯医者|目黒まついデンタルクリニック|矯正歯科、審美歯科

根管治療とは

根管治療とは

虫歯になると歯のエナメル質や象牙質が、虫歯菌から放出される酸によって中に浸透していき溶かされていきます。
さらに進行すると歯の中心部にある歯髄にまで到達し、激しい痛みまたは腐敗し根尖病巣という根っこの先に膿を作る場合があります。
歯髄とは血管を含む「歯の神経」と呼ばれるもので、温度感覚などの歯の知覚と栄養成分の供給を司っています。
根管治療は、虫歯菌に感染した歯髄や細菌の固まりなどの汚れをきれいに取り除き、痛み・症状を抑えて歯の寿命を伸ばす治療です。
もちろん根管治療を行わないで歯髄を温存できれば1番いいですが、強い痛みを伴う虫歯や抜歯を勧められてしまうような重い虫歯でも、きちんと根管治療が行われれば、ご自身の歯を残したまま歯の機能を取り戻すことができます。

根管治療が必要となるケース

根管治療は、歯科治療の中で大きな割合を占める治療であり、虫歯が進んで神経を取り除くケース以外に、下記のような症状にも適応されています。

  • 虫歯が歯髄に達し、痛みが生じている
  • 外傷や虫歯の放置などによって神経が死んでしまい根の先に膿がたまっている
  • 重度の知覚過敏によって、ひどい痛みが生じている
  • 歯の割れや折れで、神経が露出している
  • 膿が溜まっていることで歯茎が腫れて歯がグラグラする

根管治療の難易度

日本の根管治療の成功率は、保険治療での成功率を見ると30%程度と言われている大変難易度の高い治療です。
つまり半数以上の方が再発し、再治療を余儀なくされているという状態です。
また再治療自体の成功率は最初に比べ格段に落ち、抜歯への道のりが近くなってしまいます。

根管治療の失敗率

根管治療の失敗率
(日本歯内療法学会雑誌引用)

ではなぜ成功率が低いのでしょうか?
それは治療を行う根管の内部の繊維が複雑に湾曲や枝分かれ(側枝)しており、とても肉眼では確認できないほど繊細なものなので、その複雑な根管内の汚染を取りきる・アプローチするということは非常に困難であると言えます。
目黒まついデンタルクリニックでは複雑な根管治療の成功率を高める取り組みとして、「マイクロスコープ」「ラバーダム」「ニッケルチタン」「歯科用CT」「MTAセメント」という最新機械や材料を導入しております。

根管治療の流れ

1

切削器具を用いて虫歯や被せ物を除去

虫歯や被せ物を除去

虫歯や被せ物を除去し、汚染された根管内の歯髄を露出させ、処置をしやすくします。再治療の歯であれば、詰め物や土台もすべて取り外します。

2

器具を用いて感染歯髄を除去

感染歯髄を除去

次に歯髄を取り除いていきます。再治療の場合は根管内に詰めた薬剤、根尖部に溜まった膿を取り除きます。

3

薬液による根管内の洗浄・消毒

薬液による根管内の洗浄・消毒

汚染された歯髄などを器具で除去した後、薬液によって化学的に洗浄します。また、空洞になった根管内に消毒薬を入れて仮の蓋をし、時間を置いて消毒します。

4

根管充填

根管充填

根管がきれいに清掃、消毒され、症状の改善が認められれば細菌の再感染の通路を防ぐように専用の薬剤で封鎖をします。

5

支台築造・補綴

支台築造・補綴

抜髄や感染根管治療で神経を抜いた歯は、経年的に歯質が弱くなり、破折が起こりやすくなるため土台を入れ、その上に被せものをいれます。

当院の根管治療の特長

マイクロスコープ

マイクロスコープ

根管治療で重要なのは精密性です。複雑な根管の形を肉眼で見るのは不可能で、これまでの根管治療は、歯科医師の「経験」や「勘」を頼りに手探りで行っていましたが、マイクロスコープの登場により、小さなものを大きく拡大して、1つ1つの繊細な処置を目で見て確実にできるようになりました。
当院では視野を80倍にまで拡大できる「マイクロスコープ」を導入し、より精密に見える根管治療をめざしています。

歯科用CT

歯科用CT

歯科用CTは複雑な根管の形状や病巣の位置・大きさを正確に把握するために有用で、3D立体画像で根管の把握することで平面のレントゲン画像では確認できない細部も、歯科用CTの立体画像なら詳細に把握できます。

ラバーダム防湿

ラバーダム防湿

根管治療の失敗の一つに、唾液の侵入があげられ、口の中の細菌が入り込むと増殖し一度治療した根管での再感染がおこってしまいます。
ラバーダム防湿は、薄いゴム製シートで治療する歯以外を覆い、治療している歯の無菌化、つまり唾液中の細菌が根管内に侵入することを防ぐ処置です。
薬剤や治療器具の誤嚥防止、舌や頬粘膜のけがの防止、防湿による詰め物の接着強度の向上という効果もあり、再発の可能性を下げる処置です。

ニッケルチタンファイル

ニッケルチタンファイル

根管治療では、歯髄を除去するためにファイルと呼ばれる器具を使用します。このファイルには、一般に用いられるステンレスファイルと、ニッケルチタンファイルがあります。
ステンレスファイルでは柔軟性が少なく硬すぎるために深部に入っていかずに、根管を傷つけてしまうことがありますが、ニッケルチタンファイルは弾性の性質を持ち、曲がった根管にそってしっかり入っていきます。根管を不必要に傷つけることなく、精密に歯髄の除去が可能です。

MTAセメント

根管治療の最後の仕上げに根管充填があります。歯髄を抜き取った根管内を密封する処置ですが、隙間なく塞ぐことできなければ、再び細菌感染を起こしてしまうことがあります。前述の通り根管の再治療は成功率も落ち抜歯の可能性を引き上げてしまいます。
保険治療の根管治療ではガッタパーチャというゴム状の樹脂で隙間を塞ぎます。
MTAセメントは、ガッタパーチャと比べ生体親和性が高く、硬化膨張することによる辺縁封鎖性が優れている新しい材料です。

TOP