親知らずの抜歯
- 2023年4月3日
- 治療
こんにちは。目黒まついデンタルクリニックです。
今回は親知らずについてお話します。
親知らずは第三大臼歯ともいい、どうしても人間の顎の幅に合わず、ちゃんと生えないことがしばしばです。やっかいなことに親知らずは虫歯・歯周病の原因になってトラブルになってしまいます。
すべての親知らずが抜く必要性があるわけではないですが、以下のケースでは抜歯が推奨されます。
①生えている方向が正常でなく、手前の歯に影響を及ぼす場合
このレントゲン写真のように、顎のスペースに合わずに1つ手前の歯に引っかかることで、手前の歯の歯周病を誘発してしまう可能性があり、このようなケースは抜歯が必要です。
また横に生えている歯が手前の歯を押してしまうことで歯並びが変わるリスクも潜んでいます。
②噛む反対側の歯がないことで伸びてきている場合
このケースのように反対側の歯がないと挺出(歯が伸びてくること)してしまいます。この状態だとより汚れが残りやすく、虫歯・歯周病の原因になってしまいます。
③虫歯になっている、汚れの付きやすい親知らず
まっすぐに生えている親知らずでも頬の力が強く、歯ブラシが当たらないことがしばしばです。
そのような親知らずは虫歯になってしまうことも。
菌の温床が一番後ろにある状態なのでこのような親知らずは抜歯が推奨されます。
抜歯自体は怖いと思う方も多いと思います。抜歯中、麻酔をしっかり効かせることで痛みはありません。
当日に気を付けることとしては、激しい運動・長時間の入浴・飲酒という血行よくなることは避けて頂いて、抗生物質・鎮痛薬はしっかり飲んでいただくことが大切です。
また抜歯においてCTを用いることも大切です。なぜなら歯根の状態を3次元的に診断したうえで抜歯に臨むことができるので、より抜歯へのシミュレーションができます。
目黒まついデンタルクリニックでは歯科用CTを導入しております。
親知らず抜きたいけどちょっと気になるなーという方でも是非目黒まついデンタルクリニックまでご相談下さい。